絆の光は未来へ

出産

妊娠36週と5日。

あゆかは無事に双子を出産した—男の子と女の子。光希は医師として出産に立ち会い、夫として新しい家族を迎えた。

「お疲れさま、あゆか」

光希が疲れ切ったあゆかの額にキスをした。

「君は本当に素晴らしいお母さんになる。」

腕の中で眠る息子と娘を見つめながら、あゆかは静かに涙を流した。それは過去の痛みを洗い流す、希望の涙だった。

「光希、ありがとう。あなたがいなかったら、この幸せを感じることはできなかった」

「これからは家族四人で、新しい人生を歩んでいこう。」

光希がそっと息子の小さな手に指を触れさせた。

「こんなに愛おしいなら...いつかまた、家族が増えてもいいかもしれないな」

あゆかは微笑んだ。

「そうね...でもこれからが戦争だよ。まずは、この子たちをしっかり育てましょう」

病室の窓から差し込む春の陽光が、新しく生まれた家族を優しく包んでいた。過去を乗り越えて、未来への扉を開いた彼らの物語は、今、新しい章を始めようとしていた。
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