絆の光は未来へ
面会の許可
それからしばらくして、ICUの扉の前には光希の父親、健一と、母親の美佐子が立っていた。
二人の顔には深い疲労と、それ以上の心配と不安が刻まれている。蓮が彼らに付き添ってきたようだった。
蓮が、ICUの主任看護師に駆け寄り、小声でやり取りをしている。主任看護師は、蓮の言葉に険しい表情を見せたが、やがて頷き、奥の看護師長室へと消えていった。
数分後、主任看護師が戻ってきて、蓮と再び何か話している。
蓮は、光希の両親に歩み寄り、落ち着いた声で説明した。
「ご両親。ICUの面会は原則として、患者さんの実の親御さんのみと厳しく決められています。しかし、主任看護師と看護師長に、あゆかさんを実の娘同然に育ててこられたご事情と、光希の切迫した状況を説明し、特別な許可をいただきました。短時間であれば、お二人とも中に入っていただけます」
その言葉に、美佐子は小さく嗚咽を漏らし、健一は深く頭を下げた。光希は、その言葉を聞きながらも、ただあゆかを見つめ続けていた。
彼の両親が来たことに、一瞬の安堵を感じたが、それ以上に、あゆかがこの状況に陥っていることへの怒りと、無力感が彼の中で渦巻いていた。
二人の顔には深い疲労と、それ以上の心配と不安が刻まれている。蓮が彼らに付き添ってきたようだった。
蓮が、ICUの主任看護師に駆け寄り、小声でやり取りをしている。主任看護師は、蓮の言葉に険しい表情を見せたが、やがて頷き、奥の看護師長室へと消えていった。
数分後、主任看護師が戻ってきて、蓮と再び何か話している。
蓮は、光希の両親に歩み寄り、落ち着いた声で説明した。
「ご両親。ICUの面会は原則として、患者さんの実の親御さんのみと厳しく決められています。しかし、主任看護師と看護師長に、あゆかさんを実の娘同然に育ててこられたご事情と、光希の切迫した状況を説明し、特別な許可をいただきました。短時間であれば、お二人とも中に入っていただけます」
その言葉に、美佐子は小さく嗚咽を漏らし、健一は深く頭を下げた。光希は、その言葉を聞きながらも、ただあゆかを見つめ続けていた。
彼の両親が来たことに、一瞬の安堵を感じたが、それ以上に、あゆかがこの状況に陥っていることへの怒りと、無力感が彼の中で渦巻いていた。