絆の光は未来へ
翌日。他院から駆けつけた専門医は、ICUに入るとすぐに、あゆかの状態を詳細に確認した。光希と高橋が、これまでに行った検査結果や経過を詳しく説明する。
専門医は、二人の話に熱心に耳を傾け、時折質問を挟んだ。
診察を終え、専門医は光希と担当医に向き直った。その顔には、わずかながら確信の色が浮かんでいる。
「これまでの経過、工藤先生が見つけられた論文の内容を鑑みるに、確かにその稀な自己免疫疾患の可能性が高い。特に、特定のウイルス感染後に発症したという点が大きな決め手になるだろう」
専門医の言葉に、光希は固唾を飲んで聞き入った。
「特殊な血液検査の結果を待つ必要があるが、状況を鑑みて、この段階でその疾患に対する免疫抑制療法を開始するべきだと考える。早期の治療開始が、臓器不全の進行を食い止め、回復に繋がる可能性が高い」
免疫抑制療法。それは、あゆかの免疫システムが暴走し、自身の臓器を攻撃している現状を抑え込むための治療法。リスクも伴うが、今のあゆかには、それが唯一の希望だった。
「副作用のリスクもゼロではありませんが、何もしなければ、現状維持も難しい。この病気の経験から言っても、早期決断が重要です」
専門医の言葉に、光希は迷いなく頷いた。
「お願いします。あゆかを、助けてください」
光希の目には、再び決意の光が宿っていた。長かった闇のトンネルに、ついに終わりが見え始めた。
専門医は、二人の話に熱心に耳を傾け、時折質問を挟んだ。
診察を終え、専門医は光希と担当医に向き直った。その顔には、わずかながら確信の色が浮かんでいる。
「これまでの経過、工藤先生が見つけられた論文の内容を鑑みるに、確かにその稀な自己免疫疾患の可能性が高い。特に、特定のウイルス感染後に発症したという点が大きな決め手になるだろう」
専門医の言葉に、光希は固唾を飲んで聞き入った。
「特殊な血液検査の結果を待つ必要があるが、状況を鑑みて、この段階でその疾患に対する免疫抑制療法を開始するべきだと考える。早期の治療開始が、臓器不全の進行を食い止め、回復に繋がる可能性が高い」
免疫抑制療法。それは、あゆかの免疫システムが暴走し、自身の臓器を攻撃している現状を抑え込むための治療法。リスクも伴うが、今のあゆかには、それが唯一の希望だった。
「副作用のリスクもゼロではありませんが、何もしなければ、現状維持も難しい。この病気の経験から言っても、早期決断が重要です」
専門医の言葉に、光希は迷いなく頷いた。
「お願いします。あゆかを、助けてください」
光希の目には、再び決意の光が宿っていた。長かった闇のトンネルに、ついに終わりが見え始めた。