五妃伝 ~玉座に咲く愛~
「そうでしょう。なにせ香風は、三カ国の王を虜にした女ですからね。」
その言葉に、玄曜の眉が僅かに動いた。
「えっ……?」
思わず漏れた疑問の声に、李将軍は薄く笑いながら続けた。
「香風は、戦利品として三つの国を渡ってきました。それぞれの王に召され、ただの側女ではなく――その身も、心も、王たちを虜にしたのです。」
玄曜は、思わず目を大きく見開いた。
昨夜、自分のもとに横たわっていた女が、そんな過去を持っていたとは……。
「慰み者には、ちょうどいい女です。」
李将軍の冷酷な言葉が、静かに、だが鋭く玄曜の胸を刺した。
まるで香風が、宝石ではなく使い古された装飾品であるかのような口ぶり。
玄曜の問いに、李将軍は静かに頷いた。
「まあ、ご失意は理解致します。ですが、あの美しさ――ただ一国の妃に収まる器ではございません。」
その言葉に、玄曜の眉が僅かに動いた。
「えっ……?」
思わず漏れた疑問の声に、李将軍は薄く笑いながら続けた。
「香風は、戦利品として三つの国を渡ってきました。それぞれの王に召され、ただの側女ではなく――その身も、心も、王たちを虜にしたのです。」
玄曜は、思わず目を大きく見開いた。
昨夜、自分のもとに横たわっていた女が、そんな過去を持っていたとは……。
「慰み者には、ちょうどいい女です。」
李将軍の冷酷な言葉が、静かに、だが鋭く玄曜の胸を刺した。
まるで香風が、宝石ではなく使い古された装飾品であるかのような口ぶり。
玄曜の問いに、李将軍は静かに頷いた。
「まあ、ご失意は理解致します。ですが、あの美しさ――ただ一国の妃に収まる器ではございません。」