青春の軌跡!
生徒会と兼任している関係で、佐々木はあまり新聞部に顔を出すことは出来ていないが、来ればいつも仲睦まじい三人の様子が見られて、その度に微笑ましく思っていた。

後輩と新聞部を大切に思っている逢坂と、そんな逢坂の気持ちを十二分に感じている後輩達。
新聞部は、後輩二人が逢坂に振り回されている憐れな部活だと思われがちだが、実際はそんなことはない。
確かに逢坂は暴走しがちだが、その根底にはいつも新聞部や後輩達に対する想いがある。

逢坂から大切にされ、逢坂がどれほどこの部活を大切にしてきたかを知っている後輩達は、きっと同じだけこの部活や共に活動する仲間を大切にしていけることだろう。
それなのに、この部活に待っている未来は“廃部”なのだ。

逢坂がどれほど粘ろうとも、いずれは引退しなければいけない時がやって来る。それはもう間もなくだ。
そうなった時、部員が石田と外崎の二人だけでは、学校の規則として部活とは認められない。
顧問としてどうにかしてやりたいと思う佐々木だが、どうにも出来ないこの現状が切なくて、苦しかった。

せめて今回作る作品が、新聞部の未来を切り開いてくれることを願うばかりである。
< 170 / 410 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop