青春の軌跡!
立候補者三名の取材を終え、残りは現役役員達のみというところまできたのだが、これが新聞部の面々が予想した通りの難関だった。特に田仲の存在が。
笹崎の好意で生徒会室隣の会議室を使わせてもらえることになったところまではよかったのだが、そこに結城を呼び出したところ、なぜかいらぬ田仲までくっついて来たのだ。
「いっしー先輩があの調子じゃ、何も出来ない……」
「外崎が代わりに質問すれば?原稿か何かあるんじゃないの」
「あたしは写真専門なの!」
「少人数で回している部活で、自分はこれしか出来ないって主張するのはどうなの?全員がひと通りのことを出来るような状態でないと、こういう時困るよ」
「へー、そういうこと言うか」
含みのある外崎の台詞に、数秒開けて結城がわざとらしく咳払いする。
「まあ、その……専門性を高めるのも大事なことだと思う」
苦し紛れに放った言葉で、ちらっと外崎の様子を窺うと、まあいいでしょうという顔で頷いたので、結城はほっとしたように胸を撫で下ろした。
笹崎の好意で生徒会室隣の会議室を使わせてもらえることになったところまではよかったのだが、そこに結城を呼び出したところ、なぜかいらぬ田仲までくっついて来たのだ。
「いっしー先輩があの調子じゃ、何も出来ない……」
「外崎が代わりに質問すれば?原稿か何かあるんじゃないの」
「あたしは写真専門なの!」
「少人数で回している部活で、自分はこれしか出来ないって主張するのはどうなの?全員がひと通りのことを出来るような状態でないと、こういう時困るよ」
「へー、そういうこと言うか」
含みのある外崎の台詞に、数秒開けて結城がわざとらしく咳払いする。
「まあ、その……専門性を高めるのも大事なことだと思う」
苦し紛れに放った言葉で、ちらっと外崎の様子を窺うと、まあいいでしょうという顔で頷いたので、結城はほっとしたように胸を撫で下ろした。