青春の軌跡!
「あんたには無意味に思える延命だって、私達には意味があるのよ。なにより、卒業していく私より、これからもここにいるあの子達がどうしたいかの方が大事なの。あの子達が今のままでいいって、なくなってもしょうがないって思っているなら、それはそれでしょうがないことだけど、あの子達が諦めていないものを、私が一番に諦めるわけにいかないのよ。だって部長なんだから」
この台詞を投げた相手が笹崎だったなら、きっとにこにこ笑って“頑張ってね”なんて心にもない応援を口にしただろう。けれど伏見は、真面目な表情を崩さないままで「そうか」と言った。
そんな伏見に向かって、逢坂はびしっと指を差す。
「だから!部員が確保出来た暁には、もうちょっとマシな部室を用意しなさいよね。狭過ぎてすれ違うことも出来ないんだから」
「それはお前らが片付けないからだろ。なんだあの段ボールの山は。あれを片付ければもう少し広くなるだろ」
「それを片付ける場所がないって言ってんのよ!」
「中身を――」
「“捨てろ”なんて言ったら今度こそうっかりするからね」
ぐっと拳を握って見せると、伏見が呆れたように息を吐いた。
この台詞を投げた相手が笹崎だったなら、きっとにこにこ笑って“頑張ってね”なんて心にもない応援を口にしただろう。けれど伏見は、真面目な表情を崩さないままで「そうか」と言った。
そんな伏見に向かって、逢坂はびしっと指を差す。
「だから!部員が確保出来た暁には、もうちょっとマシな部室を用意しなさいよね。狭過ぎてすれ違うことも出来ないんだから」
「それはお前らが片付けないからだろ。なんだあの段ボールの山は。あれを片付ければもう少し広くなるだろ」
「それを片付ける場所がないって言ってんのよ!」
「中身を――」
「“捨てろ”なんて言ったら今度こそうっかりするからね」
ぐっと拳を握って見せると、伏見が呆れたように息を吐いた。