青春の軌跡!
3
「お疲れ、透也」
労う声に伏見が顔を上げると、生徒会室に入って来る笹崎と、逢坂の姿が目に入った。
「……なんでそいつもいるんだ」
「好きで来たんじゃないわよ」
不機嫌そうな逢坂に、伏見も嫌そうに顔をしかめる。
そんな二人を「まあまあ二人共」と宥めながら、笹崎は教室の一番奥にある自身の席へと向かった。その後ろに、不機嫌そうな顔の逢坂が続く。
「今日は来るのが遅いと思ってたが、まさかそいつと遊んでいて遅くなったのか」
「誰が遊ぶか!」
「今日は掃除当番だったんだよ。それで誰がゴミ捨てに行くかでジャンケンしたら香月ちゃんが負けちゃって、一人だと大変そうだったから僕が手伝ってた」
ね?と笹崎に笑顔で同意を求められた逢坂は、ふんっとそっぽを向く。
手伝ってくれたことには感謝しても、笹崎は笑顔の裏で何を考えているかわからないような男で、新聞部の宿敵生徒会のトップであるから、素直にお礼の言葉は出てこない。
それに、ちょいちょい恩着せがましいのも逢坂の気に障っていた。
労う声に伏見が顔を上げると、生徒会室に入って来る笹崎と、逢坂の姿が目に入った。
「……なんでそいつもいるんだ」
「好きで来たんじゃないわよ」
不機嫌そうな逢坂に、伏見も嫌そうに顔をしかめる。
そんな二人を「まあまあ二人共」と宥めながら、笹崎は教室の一番奥にある自身の席へと向かった。その後ろに、不機嫌そうな顔の逢坂が続く。
「今日は来るのが遅いと思ってたが、まさかそいつと遊んでいて遅くなったのか」
「誰が遊ぶか!」
「今日は掃除当番だったんだよ。それで誰がゴミ捨てに行くかでジャンケンしたら香月ちゃんが負けちゃって、一人だと大変そうだったから僕が手伝ってた」
ね?と笹崎に笑顔で同意を求められた逢坂は、ふんっとそっぽを向く。
手伝ってくれたことには感謝しても、笹崎は笑顔の裏で何を考えているかわからないような男で、新聞部の宿敵生徒会のトップであるから、素直にお礼の言葉は出てこない。
それに、ちょいちょい恩着せがましいのも逢坂の気に障っていた。