魔法使いユメと小さなドールフレンズ!
 貝がらのついた門をくぐって、マーメイドのお城へ入ります。
 見たことのない生き物たちがたくさん。
 どれもキレイで可愛くて、まるで妖精みたいです。

「マリンの家って、もしかしてあのお城だったりして」
「なになに〜? マリンはプリンセスなのら〜?」

 冗談(じょうだん)っぽく聞くシャオと、目を大きくするキキ。

「まずは、フルオパールのかくし場所へ行きましょう。お父さまたちに、見つからないように」

 ニコリとして、マリンは先へ進みます。

(ちがうって言わなかったけど、ほんとうにプリンセスなのかな?)

 どちらとも取れる反応に、みんなはドキドキです。
 海そうをよけながら奥へ向かうと、大きな(とびら)が現れました。

 左右に柱が立っていて、なにかをはめ込むための穴があります。これがカギになっているようです。
 すぐそばに氷の台が置かれていて、いろんな形のクリスタルが並んでいます。

「これをはめ込むんだね」
「なーんだ! 簡単じゃん!」

 さわろうとするシャオを、マリンが静かに止めました。

「一度失敗すると、この扉は二度と開けることが出来ないわ。冷静に、慎重(しんちょう)にやりましょう」
< 20 / 31 >

この作品をシェア

pagetop