サヨナラじゃない
〚100日記〛
「…何、この可愛い空間は。」
日記を買いに来るとき、アラレにおすすめの店があるって聞いたから来たのに、ここは可愛いが敷き詰められた店だった。可愛さの欠片もない私が来るにはちょっとなぁ…?
まさか、アラレにはそういう趣味が!?
アラレの近くから身を退ける。
「何?え、俺何かした?」
「いや、アラレにそういう趣味があったのかなー、と」
口をモゴモゴと動かしてなんとか説明すると、
アラレは「はぁ!?」と大きな声を上げた。
勿論、お店の人の注意を受けました。面目ない。
「いや、人間の女の好みって可愛いものだって聞いたからさ、こういうのが好きなのかと」
とんだ早とちりで驚いた。まず私は可愛いものよりかっこいいものやお洒落なものが好みである。
「もっといい感じの店、ないの?」
溜息混じりに言うと、「知らない」っていう他人事な返事が返ってきた。
はぁ、とりまこのお店出よう。
私はグイグイアラレを引っ張り、外へ連れ出した。
日記を買いに来るとき、アラレにおすすめの店があるって聞いたから来たのに、ここは可愛いが敷き詰められた店だった。可愛さの欠片もない私が来るにはちょっとなぁ…?
まさか、アラレにはそういう趣味が!?
アラレの近くから身を退ける。
「何?え、俺何かした?」
「いや、アラレにそういう趣味があったのかなー、と」
口をモゴモゴと動かしてなんとか説明すると、
アラレは「はぁ!?」と大きな声を上げた。
勿論、お店の人の注意を受けました。面目ない。
「いや、人間の女の好みって可愛いものだって聞いたからさ、こういうのが好きなのかと」
とんだ早とちりで驚いた。まず私は可愛いものよりかっこいいものやお洒落なものが好みである。
「もっといい感じの店、ないの?」
溜息混じりに言うと、「知らない」っていう他人事な返事が返ってきた。
はぁ、とりまこのお店出よう。
私はグイグイアラレを引っ張り、外へ連れ出した。