誰にでも優しいくせに、私だけに本気なんてズルい– 遊び人エリートのくせに、溺愛が止まらない –
――あなたと、ずっと一緒にいたい。何があっても。

そして、隼人さんが私の耳元で囁いた。

「今日から一生、君を離さない。」

私は、もう涙をこらえきれなかった。

でもそれは、幸せの涙だった。

チャペルの階段を降りると、目の前に広がる広場は祝福の空気で満ちていた。

白い花びらが舞い、拍手があちこちから聞こえてくる。

そんな中――

「紗英ちゃん!」

弾けるような声に振り返ると、そこにはいつも以上にハイテンションな上林さんの姿があった。

「来てくれたんですね、上林さん!」

「当たり前じゃない!」

私たちは自然に抱きしめ合っていた。嬉しくて、涙がこぼれそうになる。

「もうね、やっぱり思ったのよ。あの頃から。二人はきっと結婚するって。」

「ははは……まさか本当に、こんな日が来るなんて。」

上林さんは目を潤ませながら笑っていた。
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