エンドロールは救いの詩を
そしてナナが行きたいと言って着いたのは観覧車だった。
遊園地という訳ではなく、ショッピングモールの一部として置かれていたものだった。
「乗りましょう!リクさん!」
元気よく言うナナを見て、思わず笑みが溢れる。
観覧車なんて乗るのいつぶりだと思うくらい馴染みのないものだったがらナナと一緒なら良いと思えた。
そして俺たちは一緒に観覧車に乗り込む。
だんだんと高くなっていく景色は綺麗だった。
「けっこう綺麗なんすね」
「リクさんは観覧車あまり乗らないんですか?」
「全然乗らないっすね」
「...私は時々乗りますね。ボーッと街の風景を見てる時間が好きなんです」
「へー」
ナナは優しい瞳で風景を見ていた。
俺の視線に気付いたのか、ナナは俺の方を見る。
「な、なんか顔についてます!?」
「いや、良い顔してるなぁって思って」
「どんな顔ですか!?」
一人で慌てるナナにまた笑みが溢れる。
俺が笑ったのを見て、ナナも微笑んだ。
そして改めて俺の瞳を真っ直ぐ見る。
「リクさん」
「はい?」
「私リクさんとお話しすると楽しいって思えるんです。そしてこの前は私の命も助けてくれて...。リクさんには救われてばかりです。本当にありがとう」
ナナはそう言ってくれる。
でも俺自身はそんな大層なコトはしていないと思う。
いつも俺を、人を、救っているのはナナの方だと思った。
「......ナナさんがいつも俺を、俺たちを助けてくれるから、だから助けたいって思ったんですよ」
「キュースレーが皆さんを助けるのは使命ですから」
特別な力を持って生まれたキュースレー。
その力を使うのは使命だと言えないコトもない。でも...。
「それでも救ってくれる貴方を俺は感謝せずにはいられないんですよ。使命だとか、そんなのは関係ない。助けてくれた事実に俺はありがとうって言いたいんです」
救難信号を出せば、必ず助けに来てくれるキュースレー。
その存在を当たり前だとは思わず、感謝し続けたい。
俺はそう思っていた。
きっとそう思えるのは、真摯に助け続けてくれる存在を見るコトが出来たからだと感じていた。
俺の言葉にナナは少し驚いた顔をした後、すぐに優しい顔になった。
「だから私は...」
その後のナナの言葉は続かなかった。
そしてまたナナは外を眺める。
「なんかナナさん顔赤いっすか?」
「ゆ、夕焼けのせいです!」
大きな声でそう言われて、俺は思わず「お、おぉ...」と答える。
そんな話をしていると観覧車は一周し、俺達は地上へ戻った。
遊園地という訳ではなく、ショッピングモールの一部として置かれていたものだった。
「乗りましょう!リクさん!」
元気よく言うナナを見て、思わず笑みが溢れる。
観覧車なんて乗るのいつぶりだと思うくらい馴染みのないものだったがらナナと一緒なら良いと思えた。
そして俺たちは一緒に観覧車に乗り込む。
だんだんと高くなっていく景色は綺麗だった。
「けっこう綺麗なんすね」
「リクさんは観覧車あまり乗らないんですか?」
「全然乗らないっすね」
「...私は時々乗りますね。ボーッと街の風景を見てる時間が好きなんです」
「へー」
ナナは優しい瞳で風景を見ていた。
俺の視線に気付いたのか、ナナは俺の方を見る。
「な、なんか顔についてます!?」
「いや、良い顔してるなぁって思って」
「どんな顔ですか!?」
一人で慌てるナナにまた笑みが溢れる。
俺が笑ったのを見て、ナナも微笑んだ。
そして改めて俺の瞳を真っ直ぐ見る。
「リクさん」
「はい?」
「私リクさんとお話しすると楽しいって思えるんです。そしてこの前は私の命も助けてくれて...。リクさんには救われてばかりです。本当にありがとう」
ナナはそう言ってくれる。
でも俺自身はそんな大層なコトはしていないと思う。
いつも俺を、人を、救っているのはナナの方だと思った。
「......ナナさんがいつも俺を、俺たちを助けてくれるから、だから助けたいって思ったんですよ」
「キュースレーが皆さんを助けるのは使命ですから」
特別な力を持って生まれたキュースレー。
その力を使うのは使命だと言えないコトもない。でも...。
「それでも救ってくれる貴方を俺は感謝せずにはいられないんですよ。使命だとか、そんなのは関係ない。助けてくれた事実に俺はありがとうって言いたいんです」
救難信号を出せば、必ず助けに来てくれるキュースレー。
その存在を当たり前だとは思わず、感謝し続けたい。
俺はそう思っていた。
きっとそう思えるのは、真摯に助け続けてくれる存在を見るコトが出来たからだと感じていた。
俺の言葉にナナは少し驚いた顔をした後、すぐに優しい顔になった。
「だから私は...」
その後のナナの言葉は続かなかった。
そしてまたナナは外を眺める。
「なんかナナさん顔赤いっすか?」
「ゆ、夕焼けのせいです!」
大きな声でそう言われて、俺は思わず「お、おぉ...」と答える。
そんな話をしていると観覧車は一周し、俺達は地上へ戻った。