エンドロールは救いの詩を
「今日は本当にありがとうございました」
夕焼けで赤に染まる空が広がる。
俺達はここで解散するコトになった。
「こちらこそありがとうございました。それじゃあ」
そう言ってナナに背を向け歩き出そうとした時、服が引っ張られた気がした。
後ろを見るとナナが俺の服を掴んでいた。
「ナナさん?」
「あっ、えっと、その...すみません!何でもないです!」
俺の服から手を離し、両手を挙げるナナさん。
「...まだ一緒にいたい?」
俺の言葉にまたナナは顔を赤くする。
きっとそれは夕焼けのせいではないだろう。
ナナは少しの沈黙の後、静かに頷く。
「...じゃあもうちょっと話しますか」
俺の言葉にナナは満面の笑みになる。
「はい!」
そして俺達は近くにあった公園のベンチに座り、話すコトにした。
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