エンドロールは救いの詩を
アキを筆頭に作戦を立て、キュースレーが隔離されている建物を探すチームと戦いの為の武器を揃えるチームに分かれた。
俺は2つのチームの情報を常に入れつつ、戦いになった時の動きを考える。
アキは「総理大臣が最後の敵になるだろうから、総理大臣について調べる」と言い残し、個人行動をしている。
俺は外に出て、街の様子を観察する。
キュースレーは数日で全員が捕えられた。
もしかしたら何処かで身を潜めているキュースレーもいるかもしれないが、それは俺には分からなかった。
警察は常に外を見回っている。
キュースレーではない普通の人間も警察の存在に恐れ、あまり外に出なくなった。
俺はアジトに戻り、銃を回しながら、どう攻めるかを考える。
「ボス」
俺に声を掛けたのはエリだった。
「どうした」
「もう少しでキュースレー達が捕まってる建物が特定できそう。それとこれを見て欲しい」
そう言ってエリが見せてきたのはスマホに入っている写真だった。
そこには警察が数人写っていた。
「どうした?」
「首元を見て」
エリは写真をアップし、首元を見せる。
「...花...?」
警察の首元には花の入れ墨があった。
その入れ墨には見覚えがあった。
「これって赤マフィアのヤツらの...」
「私もそう思う。本当にこいつら警察なのかな...?」
赤マフィアの特徴である花の入れ墨。
警察としてキュースレーを捕まえていたのは赤マフィアの連中...?何故あいつらがそんなコトをする...?
「アキにこのコトは?」
「もう伝えた。そしたらもう少しだけ待ってって言ってた。たぶんあと少しで何か掴めるんだと思う」
「よし」
アキに任せておけば大丈夫。
そう思った所で俺のスマホにメッセージが届く。
確認すると仲間からキュースレーが捕らわれている建物を発見したという内容だった。
俺はすぐに建物の場所を確かめる。
キュースレーは街外れの人が殆ど居ない場所に捕らわれていた。
「...あと少しだ」
捕らわれている場所も判明した。
俺は今すぐ助けに行きたい気持ちを抑える。
そしてスマホでアキの連絡先を出す。
どれだけ準備が整ってもアキとの作戦の調整が出来なければ攻め込むコトはしない。
頼むぞ、アキ。
そう心に強く思った。
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