偽りの月妃は、皇帝陛下の寵愛を知りません。 ー月下の偽妃と秘密の蜜夜。ー
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朝仁は捕らえられた。
帝都からの使者が到着し、紫嶺の文を全土に伝えることが決まる。
紫鏡は政を始めるにあたって、玉座に座らず、民の間に立つことを選んだ。
「俺は帝ではない。だが、国を愛する一人として、歩み続ける」
月鈴はその隣に立ち、玲珠を抱いていた。
「ならば私も、妃ではなく“妻”として、あなたと共に」
花が風に舞い、朝の光が館を包む。