キミに伝えたいことは。

きみとまた

気づけば、じっとりのちゃんを見ていた。
昔の面影はあった。りのちゃんは昔から顔立ちはキレイだった。かわいいというより、美人系だった。だから、りのちゃんはお友達が少なかった。顔がキレイすぎて。キリッと目は大きめなんだけど、大人っぽかった。みんな、話しにくかったのだろう。

そんなことを考えていたら、はっと我に帰った。
あぶないあぶない、りのちゃんのこと見すぎてた！
目をそらそうとした時、ばちっとりのちゃんと目が合った。
すぐに目をそらしたかった。だけど、瞳に吸い込まれるような感じがして、目をそらせなかった。
りのちゃんも、ずっとこっちを見ている。大きな目をさらに大きく見開いた。
りのちゃんの瞳が揺れる。


気づいちゃったかな。