とある幼なじみカップルのラブラブな日常
「え?って、あ、そうか。
課長しか知らないんだった。
僕の彼女、聴覚障がいがあるんだ」

「そうだったんだ…
あ、だから松富くん、過保護なんだ」

「うーん…それはどうだろ?」

「え?」

「彼女に障がいがあるかとか関係なく、過保護かも?
元々から、尽くしたいタイプだから」

「へぇ~、意外だな!」

「そう?」

「あぁ。
なんかクールだからさ。
尽くすってゆうより、お互い自由が良いって感じに見える」

「自由……
そうだね。
彼女の傍にいられるなら、僕は自分の時間はいらないかな」

「へぇ~(笑)
やっぱ、スゲーや!松富くん」
オオウチはクスクス笑いながら、ビールを飲み干した。


そして、飲み会も解散になり…………

「お疲れ様でした〜」
「二次会組は、こっちね〜!」

ガヤガヤと、声が飛び交う中。
大彌は、愛結にメッセージを送っていた。

【今終わったよ。
今からタクシーで帰るから、20分くらいで着くよ!】

するとすぐに既読になり、返信がくる。
【わかった!
お父さん達が、泊まって明日帰ったら?って言ってるけど、どうする?】

【今日は家に帰りたいな。
今日はまだ、あゆとラブラブし尽くしてないから!
だから、気持ちだけ……(⁠•⁠‿⁠•⁠)】

返信すると“はーい!”というスタンプが送られてきた。
フフ…と微笑んで、タクシー乗り場へ向かった。

呼んでいたタクシーに乗り込もうとすると、オオウチが追いかけてきた。
「松富くん!相乗りさせて〜
金は払うから〜」

「良いけど、二次会行くんじゃないの?」

「嫁に帰って来いって言われた(笑)」

「そっか」

並んで乗って、オオウチに「松富くんは△△だよね?家」と聞かれる。
「○△。
彼女の実家に寄って帰るから」

「あ、そうだった!
じゃあ、俺の方がどっちにしても遠いな!」

そして入野邸の前に止まる。
「へぇ~、ここが彼女の実家なんだね!」

「じゃあね、お疲れ」

「は?待ってるよ」

「は?」

「だって、どうせタクシーで帰るんだろ?
俺の方が遠いんだし、金は俺持ちなんだし」

「………」

「な?
彼女、連れて出てこいよ」

「………わかった」

大彌はタクシーを降り、家に入っていった。


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