第3皇子は妃よりも騎士団長の妹の私を溺愛している
私はアシュレイの広いベッドに身を横たえた。

彼の腕が、優しく私を抱き寄せる。

「……眠ろう。」

「はい。」

ただこの腕の中にいられるだけで、夢のようだった。

けれど――しばらくして、彼の唇がそっと私の唇に重なる。

「……アシュレイ。」

名前を呼ぶと、彼の額が私の額に触れた。

「ごめん……我慢できなくて。」

吐息まじりの声が、耳に触れる。

そしてアシュレイは、自らの服を脱ぎ始めた。

「……抱いたらダメだって、女は禁忌だって分かってるんだけど……」

その瞳は苦しげで、それでも私を求めていた。

私は静かに、でも確かに――彼の背に腕を回した。

「……抱いて。」

たとえ明日、この世界から消えても――

この夜に、あなたと一つになりたい。

それが、私の最初で最後の願いだった。

アシュレイの手が、そっと私の服に触れる。

一枚一枚、丁寧に剥がすように、私の肌が夜気に晒されていく。
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