第3皇子は妃よりも騎士団長の妹の私を溺愛している
「……綺麗だ。誰にも触れられてない肌。」

その言葉に、鼓動が早まる。

彼の指先は優しく、でも確かに私をなぞり、心を震わせた。

そっと腕で口元を覆う。

この甘さを、誰にも知られたくなかった。

「リリアーナの……甘い……」

熱を帯びた声が、耳に届くたび、太ももに自然と力が入る。

初めて知る感覚。誰かの指で、舌で、与えられる悦び。

身体がピクンと震え、背中が反る。

あまりに優しく、あまりに深くて、もう――抗えなかった。

そして――

「リリアーナ。……結婚前に君の純潔、もらってもいい?」

真剣な瞳が、私を見つめていた。

欲望だけじゃない。そこには、愛があった。

私は静かに頷いた。

「君を汚しても……それは、尊い愛だから」

アシュレイの言葉が、深く胸に響く。

その愛が、私の身体に、心に、確かに染み込んでくる。

彼の手が、腕が、唇が――優しさと熱を込めて私を包み込むたび、私の身体は震え、心は熱に溶けていった。
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