彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)
「不特定多数の男渡り歩いてまで、凛に嫌がらせしかけるとかどんだけだよ、淫乱!?」
「なにあなた?初対面の人間に淫乱なんて・・・品のある人は口にしたりしないわよ?」
「おい、催馬楽メテオ!!テメーこの女がどういう女かわかってて、彼氏してんのかよ!?」
「もちろん!顔と身体が最高級の女性って、確認済みだけど~?」
「チッ!似た者同士がっ!!大河!こんな奴が関わってるバトルロワイヤルなんぞ、やめちまえ!!」
「・・・そうはいかねぇ。」
「はあ!?こいつらの駒にでもなる気かよ!?利用されてーのか!?」
「逆だ、カンナ。俺が利用する側だ。」
「大河・・・!」
円城寺君の言葉に、カンナさんの怒りが静まるが、今度は別の人がキレた。
「へぇ~!?ずいぶん、上から目線で言ってくれるじゃねぇか・・・!?俺の彼女を利用しようってか!?」
催馬楽メテオだった。
九条アキナの肩を抱きながら円城寺君に近づくと、メンチをきりながら言った。
「天下の西岸高校のトップも舐められたもんだな、円城寺?テメーみてぇなガキに、俺が負けるとでも思ってんのか~!?」
「オメーの女の悪趣味の話は、耳塞いでても入ってくるぜ、催馬楽メテオ。その女から何聞いたか知らねぇーが、慰めセックスの準備をしっかりしてもらっとけや。」
「大口叩くじゃねぇか!?バトルロイヤルになったら、真っ先にテメーの心ごと、その鼻へし折ってやるからな・・・!?」
「やってみろよ、軟派野郎・・・!」
「硬派気取りのクソガキが・・・!」
火花を散らす2人の横で、その様子をニコニコしながら見ている九条アキナに不安を覚える。
(まさか・・・こんな形で、アキナさんと再会するとは・・・)
今まで、裏方で動いてばかりだったアキナさんが表に出てきた。
これは悪いことの前触れと、とらえていい。
(なんでこんなに、トラブルイベントばっかり起こるわけ?)
神よ・・・私の望むイベントを起こして下さい。
(願わくば、私と瑞希お兄ちゃんのラブイベントを発生させて下さーい!!)
〔★凛は切実だった★〕