彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)





髪形を、ウルフヘアにセットされる。





「モニカちゃんは凛ちゃんのストレートも好きだけど、ウェーブしてるのも好きなのよね♪今夜は、相手に食らいついていけるように、ウルフにしちゃう♪」
「・・・ありがとうございます、モニカちゃん。」





鏡の中には、いつもと違う凛道蓮がいた。
一目につくことが多い場合や、気合を入れる時は、ウルフヘアにしている。
今回は、両方の条件が満たされたのでウルフヘアにしてもらった。





(円城寺君に勝たなければならない――――――――!)





仲間内で、戦ったことがあるのは、可児君とちーちゃんとつなぐとヤマトだけ。
カンナさんを含め、爆裂団とは戦ったことがなかった。





(どんな戦法で来るのか予想できないけど――――――――)



「うはははははは!えんなんちゃらくん、どんなふうにしかけてくるやろか!?なぁ、凛!」
「彼の性格なら・・・真っ向勝負で来るでしょう。」
「でしょうね。ですが、凛さんなら大丈夫です!必ず、凛さんが勝ちます!」
「ウェイウェイウェイ!リンリンにはちーちゃんついてるから勝てる系♪勝ったらパーティーしようね♪」
「凛先輩、お側で見届けるのでご安心ください!!」
「うはははははは!ファイトや、凛!!」
「・・・みんな、ありがとう。」
「モニカ、凛道の身支度は整ったか?」
「ええ♪メイクアップも完了よ♪」
「ならば、ラジオと中坊を残して、俺達は応援席へ移動するぞ。」
「わかったわ、イオリン♪」
「凛さん、エール送るので頑張って下さい!!」
「ちーちゃん、ペンライト持ってきたから、リンリンに向けて振るからね♪」
「凛ちゃん、お友達と戦うの・・・気が進まないと思うけど、時には乗り越えなきゃいけない試練もあるの。だから、今回は―――――――――」
「わかってます、モニカちゃん。試練を乗り越えます。」
「そこは、乗り越えて勝ち残ると言え、凛道。くれぐれも、失望させてくれるなよ。」
「はい・・・頑張ります、獅子島さん。」
「フン・・・わかってるならばいい。」
「じゃあねーリンリン♪」
「失礼します、凛さん!!」
「凛ちゃんが勝つようにおまじないのキス、チュ♪」
「負けたらただじゃおかないからな・・・!?」





ちーちゃんは無邪気に、可児君は笑顔で、モニカちゃんは私のほっぺにキスをして、獅子島さんに関しては・・・脅迫じみた言葉を残し、控室から出ていく。
あとに残されたのは、にぎやかな関西男子と見た目が大人の最年少男子と凛道蓮。
最初に口を開いたのは、ヤマトだった。







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