全部、俺のものになるまで
社長の腰が必死に動き、私の中を擦るたびに──

それはただの快楽じゃなかった。

私を、心ごと抱こうとしてくれているのが、わかった。

「……気持ち、いい……」

漏れた言葉は、無意識だった。

快楽に、心を寄せていた。

「俺も……気持ちいいよ……君の体、素晴らしい……」

息を乱しながらも、社長は私の奥を何度も確かめるように突き上げる。

ただ抱くだけじゃない。

何度も、私の名前を呼びながら──悦ばせようとしてくれる、その想いに、胸がいっぱいになる。

私はもう、この人のすべてを、受け入れていた。

「……はあ、咲。お願いだ」

熱に震えながら、社長は私の名を呼んだ。

「はい……」

気づけば、私も声を震わせていた。

「俺の情熱を、受け取ってほしい」

必死な眼差し。

いつもの冷静さは、どこにもなかった。
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