全部、俺のものになるまで
彼の欲情が、鋭く私の奥を貫くたびに、甘い痛みと快感が波のように襲ってくる。

「ダメぇ……っ、もう……イッちゃう……!」

快楽の波が、私を一気に連れて行こうとする。

理性なんて、とっくに置き去りだった。

「咲……感じて。俺の愛を!」

「……ああっ!」

「ううっ……!」

ふたりの身体が、同時にビクンと跳ねた。

熱と熱が重なり合って──その瞬間、全身が震えるほどの快感と、彼の愛が私の奥に流れ込んでくるのを感じた。

繋がっていた身体が離れると、そこから溢れてきたものは……

彼の欲望であり、愛情であり、情熱だった。

「……いい眺めだ」

ソファに沈みながら、悠真さんが満足そうに呟く。

「……もう、そんなこと言って……子供ができたら、どうするつもりですか?」
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