全部、俺のものになるまで
「いいのよ……私の中で、気持ちよくなって。」

私は耳元で優しく囁き、彼の首に腕を回した。

すべてを包み込み、受け入れるように。

愛しているのは、私の方なのだから──

「ああ……っ、ああ……っ」

本当は、私が悠真さんを悦ばせなきゃいけないのに。

でも──私の方が、快楽に呑まれていく。

「悠真さん……私……っ、もう……」

震える声を絞り出すと、彼は私の腰に腕を回し、低く囁いた。

「いいよ……一緒に、頂きに連れて行く」

その瞬間、彼の腰が強く打ち上がる。

私の中を擦る熱が、もっと奥を求めてくる。

「はぁっ……ああん……!」

自分の声が、淫らすぎて恥ずかしいのに止まらない。

「咲……咲っ!」

熱に浮かされたように、彼が私の名を呼ぶ。

何度も、何度も──その声と律動に、私のすべてが支配されていく。

「ああ……突かれてる……悠真さんに……っ」
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