かりそめ婚は突然に 〜摩天楼Love Story〜
帰宅してから何も手につかず、リビングをうろうろしたりソファに座ったりと落ち着かない。
とりとめのない思考だけが、頭の中を巡っている。
わたしが頭がいい?…どこが?
櫂さんの言葉を苦く思い出す。
透さんに話すべきだろうか…どこまで?
答えが出るわけもなく、そして誰かに(たとえば母とか)相談できるような内容でもない。
と、ダイニングテーブルに放りっぱなしだったスマホが、メッセージの着信音を鳴らした。
機械的に取り上げて内容をチェックする。スマホを手に取ると「やめましょう」とささやいた彼の声と手のひらの熱を思い出してしまった。
メッセージは透さんからだった。
【今夜は早く帰れそうだ。昼は会食だったから、軽めの夕飯を頼む】
今日は早いのか、夕飯何にしよう。とりあえずキッチンに向かった。
透さんは昨日は遅く帰宅して、シャワーを浴びたあと、仕事場にしている書斎にこもって日本とのやり取りをしていたようだ。
日本とは約半日の時差があるので、リアルタイムで連絡を取ると昼夜逆転になってしまうのだ。
一日中エネルギッシュに働いて帰宅後も午前三時くらいまで日本とやり取りを続け、たまに週末の早朝にセントラルパークをジョギングしていたりするのだから、自分の夫ながら圧倒されることばかりだ。
とりとめのない思考だけが、頭の中を巡っている。
わたしが頭がいい?…どこが?
櫂さんの言葉を苦く思い出す。
透さんに話すべきだろうか…どこまで?
答えが出るわけもなく、そして誰かに(たとえば母とか)相談できるような内容でもない。
と、ダイニングテーブルに放りっぱなしだったスマホが、メッセージの着信音を鳴らした。
機械的に取り上げて内容をチェックする。スマホを手に取ると「やめましょう」とささやいた彼の声と手のひらの熱を思い出してしまった。
メッセージは透さんからだった。
【今夜は早く帰れそうだ。昼は会食だったから、軽めの夕飯を頼む】
今日は早いのか、夕飯何にしよう。とりあえずキッチンに向かった。
透さんは昨日は遅く帰宅して、シャワーを浴びたあと、仕事場にしている書斎にこもって日本とのやり取りをしていたようだ。
日本とは約半日の時差があるので、リアルタイムで連絡を取ると昼夜逆転になってしまうのだ。
一日中エネルギッシュに働いて帰宅後も午前三時くらいまで日本とやり取りを続け、たまに週末の早朝にセントラルパークをジョギングしていたりするのだから、自分の夫ながら圧倒されることばかりだ。