彼女はエリート外交官の求愛から逃れられない
「実は指輪も渡されたの。結婚前提で付き合いたいって……」
「うそっ?そこまで……琴乃惚れられたね。でもわからないでもない。琴乃に彼氏がいないのは七不思議だって、若手の男性社員はみーんな言ってたんだからね。本部長のせいで手を出せないって言う人もいたけど、親しい人間は琴乃が家のことで大変なのは知ってたからね」
「佳純……」
「まあ、春から弦也君もいなくなるし、私も琴乃にアタックするならその時だって周りには教えてたくらいだよ。その外交官、いいタイミングだったね」
「とても素敵な人だったの。私、お母さんのこともあってちょっとどうなるかわからないけど……」
「いい加減にしなよ、琴乃」
「え?」
「自分の人生を生きなさい!もういいじゃない。お母さんのことも、おばさんに甘えてもいいと思う。弦也君が家を出るんだし、思い切って考え方を変えないと……」
「それは、無理だよ」
「無理じゃないよ、幸せになって。見てるこっちの身にもなれ!ほんとにもう、上司のセクハラに耐えて、家も支えて、我慢しすぎだって言うのよ……もうっ」
佳純は涙目で私に訴えた。
「ごめん、佳純。そうだね。わたし、実は玲さんと出会えただけでも幸せなの。この先のことはまだわからないけど、彼と毎日やりとりするだけで幸せなの」
「うん、うん、それでいいんだよ。でも何かあったら教えてね。そういえば、あの本部長異動になったんだってね。天罰だよ!ざまーみろ」
佳純ったら、泣いたり笑ったり、叫んだり、面白すぎる。私は佳純に今後も彼とのことを報告して、一人で悩むなと命令された。
私が色々耐えてこられたのは佳純がいたからなんだよと言うと、また泣き出してしまった。社食で騒いでいる私達を周りはびっくりして見ていた。
そそくさと逃げ出したときには、昼休みがあと一分だった。
佳純の言う通り、今日からの私は仕事も、プライベートも新しい私に更新した。前を向いて生きていこうと思った。
「うそっ?そこまで……琴乃惚れられたね。でもわからないでもない。琴乃に彼氏がいないのは七不思議だって、若手の男性社員はみーんな言ってたんだからね。本部長のせいで手を出せないって言う人もいたけど、親しい人間は琴乃が家のことで大変なのは知ってたからね」
「佳純……」
「まあ、春から弦也君もいなくなるし、私も琴乃にアタックするならその時だって周りには教えてたくらいだよ。その外交官、いいタイミングだったね」
「とても素敵な人だったの。私、お母さんのこともあってちょっとどうなるかわからないけど……」
「いい加減にしなよ、琴乃」
「え?」
「自分の人生を生きなさい!もういいじゃない。お母さんのことも、おばさんに甘えてもいいと思う。弦也君が家を出るんだし、思い切って考え方を変えないと……」
「それは、無理だよ」
「無理じゃないよ、幸せになって。見てるこっちの身にもなれ!ほんとにもう、上司のセクハラに耐えて、家も支えて、我慢しすぎだって言うのよ……もうっ」
佳純は涙目で私に訴えた。
「ごめん、佳純。そうだね。わたし、実は玲さんと出会えただけでも幸せなの。この先のことはまだわからないけど、彼と毎日やりとりするだけで幸せなの」
「うん、うん、それでいいんだよ。でも何かあったら教えてね。そういえば、あの本部長異動になったんだってね。天罰だよ!ざまーみろ」
佳純ったら、泣いたり笑ったり、叫んだり、面白すぎる。私は佳純に今後も彼とのことを報告して、一人で悩むなと命令された。
私が色々耐えてこられたのは佳純がいたからなんだよと言うと、また泣き出してしまった。社食で騒いでいる私達を周りはびっくりして見ていた。
そそくさと逃げ出したときには、昼休みがあと一分だった。
佳純の言う通り、今日からの私は仕事も、プライベートも新しい私に更新した。前を向いて生きていこうと思った。