片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「僕は仕事に戻る」
「うん。気をつけてね」
「ああ。愛奈も」

 私達はひらひらと手を振り、何事もなかったかのように別れを告げる。

 ――命が助かって、本当によかった。

 好きな夫の姿が見えなくなったのを確認した私はほっと胸を撫で下ろすと、満面の笑みを浮かべ――。
 再びヴァンパイアの館へ戻り、業務を続けた。
< 203 / 225 >

この作品をシェア

pagetop