江戸JK
13
朋菜は今日も、畑仕事をしている。
その時、突然争いの音がした。
「何!?」
そこには松前の声も届いていた。
「朋菜様!早く逃げますよ!」
「え?」
「いいから早く!ついて来てください!」
そして朋菜は松前について行った。
「どうして逃げなきゃなの!?」
「このままだと、朋菜様は殺されてしまうところでしたよ!」
「何が起こってるの!?」
朋菜はその時、人が人の遺体を食べている場面を見てしまった。
「きゃっ!!」
朋菜は咄嗟に松前の後ろに隠れた。
「…天明の飢饉ですね」
「天明の飢饉?今は説明している場合!?」
その時、遠くから多量の火山灰が降ってきた。
「浅間山が噴火したようです」
「それって…やばいんじゃ?」
「だから、それが原因で庶民たちは皆、不作に悩み、中には餓死する人も出てきたそうです」
その時、ひどい冷気が来た。
「…そういえば、少し寒い気がするんだけど」
「そうですね…。作物が不作なのは、こういった冷害も原因かもしれません」
「いつまで続くの…」
「お米の値段の上がっておりますし…。どうしようもありません」
「…仕方ない、備蓄してたものでも食べよ」
その時、遠くから男性の声がした。松前じゃない、どこか優しい声。
「朋菜!」
その人は、どこからどう見ても朋菜の兄、友樹だった。
「お兄ちゃん!?どうしてここが…?」
「バカ。朋菜が全然帰ってこないから、俺が探しに…」
友樹も学ラン姿だった。
朋菜はここの世界の事を話した。
「…嘘だろ」
「本当なの。だからお兄ちゃん、一緒に令和時代まで頑張ろ?」
その時、突然争いの音がした。
「何!?」
そこには松前の声も届いていた。
「朋菜様!早く逃げますよ!」
「え?」
「いいから早く!ついて来てください!」
そして朋菜は松前について行った。
「どうして逃げなきゃなの!?」
「このままだと、朋菜様は殺されてしまうところでしたよ!」
「何が起こってるの!?」
朋菜はその時、人が人の遺体を食べている場面を見てしまった。
「きゃっ!!」
朋菜は咄嗟に松前の後ろに隠れた。
「…天明の飢饉ですね」
「天明の飢饉?今は説明している場合!?」
その時、遠くから多量の火山灰が降ってきた。
「浅間山が噴火したようです」
「それって…やばいんじゃ?」
「だから、それが原因で庶民たちは皆、不作に悩み、中には餓死する人も出てきたそうです」
その時、ひどい冷気が来た。
「…そういえば、少し寒い気がするんだけど」
「そうですね…。作物が不作なのは、こういった冷害も原因かもしれません」
「いつまで続くの…」
「お米の値段の上がっておりますし…。どうしようもありません」
「…仕方ない、備蓄してたものでも食べよ」
その時、遠くから男性の声がした。松前じゃない、どこか優しい声。
「朋菜!」
その人は、どこからどう見ても朋菜の兄、友樹だった。
「お兄ちゃん!?どうしてここが…?」
「バカ。朋菜が全然帰ってこないから、俺が探しに…」
友樹も学ラン姿だった。
朋菜はここの世界の事を話した。
「…嘘だろ」
「本当なの。だからお兄ちゃん、一緒に令和時代まで頑張ろ?」