【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!


「イヤならやめるから、言って」

「……ううん、イヤじゃない。 続けて」

 眞紀人くんはおでこにちゅっとキスをすると、「わかった」と呟くと、今度は唇に何度もキスを落としていく。

「なるべく、優しくするからね」 

「……いいよ、優しくしなくても」

 だってこうすることを望んだのは、紛れもなく私だから。
 
「そんなこと言うと、歯止め効かなくなるよ?」

「大丈夫だよ。……私、覚悟してるから」

 だって本当は、早く眞紀人くんとしたかったんだから。 これは、私が待ち望んでいたことなんだから。

「かわいい……菫花さん」

 私は眞紀人くんからのキスを、目を閉じて受けて入れていく。

「ん……んっ」

 私の髪の毛に触れながら、私の服に手を掛ける眞紀人くんは「脱がせていい?」と意地悪そうに聞いてくるから、「自分で……脱いだ方がいい?」と聞き返してみる。

「いや、俺が脱がせたいからダメ」

「じゃあ、なんで聞いたの?」

「なんとなく?」

 脱がされた服の下から現れたピンクのレースの下着を見て、眞紀人くんは「かわいいね、下着。レースなんだ」と言ってくる。

「み、見ないでっ……」

 は、恥ずかしい……。レース、ダメだったかな?

「隠さないで、菫花さんにすごく似合ってるから」

「……そ、そうかな」

「うん。似合ってる、すごく」 

 ピンクのレースの下着を褒められることもないので、ちょっと嬉しい気がした。

「菫花さん、無理しなくていいから。 本当にイヤだったら、言って」

 眞紀人くんが真剣な眼差しを向けてくるから、私はその答えを触れるくらいのキスで返した。

「もう、戻れないけどいい?」

 私は緊張しながらも「うん」と静かに頷く。
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