【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!


 まさか自分のステータスのために、こんなことまでするなんて……。想像以上だった。
 私は文晶のことを、見くびっていた。 まさかここまでする人だなんて……。

「菫花、君こそ異常じゃないか」

「……え?」 
 
 私が異常って……どういう意味……?

「君もあんなチャラい男と付き合うなんて、異常だよ。見た感じ年下だろ? あんなチャラい年下の男と付き合うなんて、君こそどうかしてるよ」 

「そんなこと、ない」

 眞紀人くんのことを悪く言われるのだけは、イヤ。

「菫花、お前本当にあんな男に愛されてると、そう思ってるのか?」

「……それ、どういう意味?」

 文晶は電話越しに「ああいう男はな、何人も女がいるさ。 まあ、アイツモテそうだし?彼女の一人や二人、いるんじゃねえの?」と私に言ってくる。

「眞紀人くんは、あなたとは違う。 眞紀人くんは、私のことを本当に大切にしてくれてるの。……あなたみたいに、浮気を肯定するような人なんかじゃないよ」

 文晶に眞紀人くんのことなんて、語ってほしくない。 眞紀人くんのことをわかったような口ぶりはやめてほしい。

「じゃあ聞くけど、本当にアイツが浮気をしないって思ってるのか?」 

「……はっ?」

 何言ってるの、この人は……? 意味がわからない。

「眞紀人くんが、そんなことする訳ない。 眞紀人くんは、あなたとは違う」

「どうかなあ。男なんてみんな一緒だって」

「……ねえ文晶、あなたに彼のことを語る資格なんてある?」

「は?」

 本当に文晶はこういう人だった。 今思うと、これはモラハラだと言っても過言ではない気がする。

「眞紀人くんことなんにも知らないくせに、わかったような口叩くのはやめて」
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