【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!


「あのさ、それって……俺にプロポーズしてほしいってこと?」

 何を言われるのかと思いきや、全然思ってことと違うことを言われてしまい、思わず「えっ?」と困惑してしまう。

「だって、俺と結婚するって言ったんだよね? それって、俺にプロポーズしてほしいって意味……?」

「あ、いやっ! そうじゃなくてっ……!」

 違う、違うの眞紀人くん! それは言葉の綾ってヤツで……!
 プロポーズしてほしいとか、そういうことじゃないよ!

「え、違うの? そういう意味じゃないの?」

「いや、その……プロポーズしてほしいとか、そういう意味じゃ全然なくてっ……!」

 あれ? なんか全然違う方向にいってる!

「え、まさか……菫花さんが、俺にプロポーズしたいってこと?」

「えっ……? いやいや、違う!違うの!」
  
 そういうことじゃないのにー! 

「なんだ、違うの? 期待しちゃたよ」

「だから、ごめんねって謝ったのに……」

「いいよ、全然」
   
 眞紀人くんはちょっぴり嬉しそうだった。

「……でも、良かったじゃん」

「え?」

「これでもうアイツの目を気にすることなく、俺と付き合えるってことだよね? 俺としても、それは最高だし」

 眞紀人くんはこんな時でも優しくて、ちょっぴり意地悪だけどちゃんと私の努力を認めてくれる。

「……眞紀人くん」

「菫花さんには、ずっと笑っててほしい。 だから俺は、アイツのことなんて忘れさせるくらいに、菫花さんのこと幸せにしないと……だね」

 眞紀人くんにそう言われて嬉しかった。

「私、もう眞紀人くんのことしか見えないよ。 眞紀人くんのことが、大好きだから」

 こんなにも眞紀人くんのことが好きで、愛おしいと感じるの。
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