【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!


「……ねえ、菫花さん」

「ん?」

 眞紀人くは電話越しに、優しい声で「俺は、菫花さんのこと一生守るから。 ずっとそばにいるから」と言ってくれる。
 
「うん……ありがとう」

「あ、ちなみにだけど……」

「うん? なに?」

 ドキドキしながら次の言葉を聞いていると、眞紀人くんは「俺は菫花さんからのプロポーズ、いつでも待ってるからね」と言われてしまい、飲んでいた水を吹き出してしまった。

「ゲホ、ゲホ……ちょっと、なに言ってるの?」

 もう、びっくりした……! 驚かせないでよ!

「ははは、冗談だよ」

「もう、年上をからかっちゃダメって、あれほど言ってるでしょ!」

 でもまあ、そういうところもかわいいんだけど……。

「でも俺、嬉しかったよ。……菫花さんがウソでも、そう言ってくれて」

「……ウソなんかじゃ、ないよ」

「え?」

 私はスマホを握り直すと、「ウソ……なんかじゃない。 私はもう、眞紀人くんとしか生きていけないって、そう思ってるし……」と緊張しながらそう話した。

「俺も、おんなじ気持ちだよ。 俺にはもう、菫花さんじゃなきゃダメだよ」

「……ありがとう。嬉しい」

 私、眞紀人くんのことを好きになって良かった。 本気で好きになって、良かった。

「菫花さん、大好きだよ」

「……私はもっと、それ以上に大好きだけど」

 この気持ちはもう、言い表すことが出来ないくらいに愛おしいものだ。 大好きで愛おしくて、大きく膨らんでいく。

「それはずるいね」

「えっ?」

 ず、ずるい? ずるい……かな?

「それ言われたらさ、他に言える言葉ってもゔあれ゙しかないじゃん」  

「あれ?……え、なに?」
 
「……愛してる」
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