短編 朝が来る
(´・ω・`)
今日から高校。4月7日の恐怖が襲う。
どうせ高校も小学中学と同じだろう。違う点は...

義務ではないことだけか。
                                        
この3年間をやり過ごすしかない。
それも、私が勉強が嫌いなだけである。
家の事情とかは全く関係ないので、いつも母に言われる。
「あなたはいつも勉強しないけど、勉強して社会に出ないとこれからやっていけないよ。
社会勉強、してきなさい。」


どうせ社会勉強なんて出来ない。
友達づきあいが一番勉強になる。



まあ、そう思っているのなら行くしかないか。
急いで制服に着替え、鞄を取る。
そしてパンをくわえると急いで出て行く。

両親共に、海外で働いているので居ない。
私も1人で頑張るしかない。


そう思い直し、鍵をかけて走る。
のろのろしていると大変なことになりそうだ。



入学初日から遅刻、しかも私服でした、なんていうのは
恥ずかしいだけだ。   








教室発表―…。


Aクラス。    名簿には友達の名前もあった。
「玲!!一緒だぁ!!」
陽気な友達。
「うん。一緒だね。...難しかった?試験内容」
その友達の名前は、 奈津。
陽気なくせに以外と勉強が出来る。憧れている。
「別に。  英語が少しね。」
英語!そういえば高校でも英語やるのか?
兎に角、どうか幸せに高校生活が終わりますように。

そう願った。
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