Pleasure Treasure(プレジャ、トレジャ)
4、愛しい人よGood Night (☆)
ミネラルウォーターを冷蔵庫から取り出し、
そのままペットボトルを傾ける。
時折顎を伝い落ちて零れては腕で拭う。
かろうじて、ぷはあとは言わない。
ごくごくと音を立てて飲むと半分残して冷蔵庫にしまう。
今夜は珍しく喉が渇いて眠れなかったが、水を飲んで一息ついた。
涼は喫煙はしない。
未成年の時に吸ったことがあるのだがすぐに止めた。
色々と間違っているのだが、
ハマらなかったので吸ってみてよかったと思っている。
煙草はさっさと卒業したが、菫子中毒は止められなかった。
寝室の前まで戻るとなにやら寝言が聞こえる。
涼は、扉に頭をくっつけて耳をすませた。
「涼ちゃ……むにゃむにゃ……」
むにゃむにゃの部分ははっきりとした言葉になっていない。
寝室の扉を開けると半開きになった唇の無防備な妻の姿が見えた。
悪戯心が芽生えるのは、当然と開き直り涼は、
妻・菫子の眠るッドに近づいていった。
ほんの数分程度いなかっただけだが妻は、寂しさに堪えられなかったようだ。
もそもそとシーツの中に潜っても気づかない。
音を立てないように気をつけているわけでもないのに、まったく無反応。
眠っているにもかかわらず切なげな表情で枕を抱きしめている。
布団に包まって丸まっている姿はみのむしのようだ。
夢に見る位恋しいのなら抱いて眠ってやるのに。
涼は心の中で呟く。
潜った布団の中で菫子の体を捕まえた。
自らの体で押さえつけることによって。
夫婦という親しい間柄だからできる体格差を利用した荒業だ。
「ん……何か重苦しい」
ようやく意識が覚醒したのか体をじたばた動かし始めた菫子に、
涼はますます力を入れて拘束する。
ついでに首筋に息を吹きかけてみた。
「きゃああ」
過剰反応に口の端を上げる涼。
「ええ加減気づけや。寂しいやん」
「あ、涼ちゃん」
「俺の夢でも見たん?」
「私、何か言ってた?」
「涼ちゃ……むにゃむにゃ……って聞こえたなあ」
「……盗み聞きしたのね!」
夜中なのに菫子は相も変わらずテンションが高い。
「阿呆やな。寂しいなら寂しいって言えや」
「私は別に」
「疲れてる俺に言えないって? そんな心の狭い男やないで」
「涼ちゃん」
涼は体の拘束を解くと、菫子から距離を取った。
「ほら」
ぽんぽんとシーツを叩いて手招く。
腕を広げて董子の収まるスペースを作っている。
菫子はこっくりと頷くと涼の腕の中に収まった。
すっぽりという表現が正しい。
背中に腕を回されぎゅっと抱きしめられると自らも広い背中に腕を回した。
「あったかい」
菫子は、今でも涼にときめき続けている。
初めての夜のように、抱かれているとき胸が高鳴る。
そのままペットボトルを傾ける。
時折顎を伝い落ちて零れては腕で拭う。
かろうじて、ぷはあとは言わない。
ごくごくと音を立てて飲むと半分残して冷蔵庫にしまう。
今夜は珍しく喉が渇いて眠れなかったが、水を飲んで一息ついた。
涼は喫煙はしない。
未成年の時に吸ったことがあるのだがすぐに止めた。
色々と間違っているのだが、
ハマらなかったので吸ってみてよかったと思っている。
煙草はさっさと卒業したが、菫子中毒は止められなかった。
寝室の前まで戻るとなにやら寝言が聞こえる。
涼は、扉に頭をくっつけて耳をすませた。
「涼ちゃ……むにゃむにゃ……」
むにゃむにゃの部分ははっきりとした言葉になっていない。
寝室の扉を開けると半開きになった唇の無防備な妻の姿が見えた。
悪戯心が芽生えるのは、当然と開き直り涼は、
妻・菫子の眠るッドに近づいていった。
ほんの数分程度いなかっただけだが妻は、寂しさに堪えられなかったようだ。
もそもそとシーツの中に潜っても気づかない。
音を立てないように気をつけているわけでもないのに、まったく無反応。
眠っているにもかかわらず切なげな表情で枕を抱きしめている。
布団に包まって丸まっている姿はみのむしのようだ。
夢に見る位恋しいのなら抱いて眠ってやるのに。
涼は心の中で呟く。
潜った布団の中で菫子の体を捕まえた。
自らの体で押さえつけることによって。
夫婦という親しい間柄だからできる体格差を利用した荒業だ。
「ん……何か重苦しい」
ようやく意識が覚醒したのか体をじたばた動かし始めた菫子に、
涼はますます力を入れて拘束する。
ついでに首筋に息を吹きかけてみた。
「きゃああ」
過剰反応に口の端を上げる涼。
「ええ加減気づけや。寂しいやん」
「あ、涼ちゃん」
「俺の夢でも見たん?」
「私、何か言ってた?」
「涼ちゃ……むにゃむにゃ……って聞こえたなあ」
「……盗み聞きしたのね!」
夜中なのに菫子は相も変わらずテンションが高い。
「阿呆やな。寂しいなら寂しいって言えや」
「私は別に」
「疲れてる俺に言えないって? そんな心の狭い男やないで」
「涼ちゃん」
涼は体の拘束を解くと、菫子から距離を取った。
「ほら」
ぽんぽんとシーツを叩いて手招く。
腕を広げて董子の収まるスペースを作っている。
菫子はこっくりと頷くと涼の腕の中に収まった。
すっぽりという表現が正しい。
背中に腕を回されぎゅっと抱きしめられると自らも広い背中に腕を回した。
「あったかい」
菫子は、今でも涼にときめき続けている。
初めての夜のように、抱かれているとき胸が高鳴る。