夏休みの自由課題について
苦し気にうめく女の両足は真っ赤な血に染まり、小熊に食いちぎられていたのだった。

それでも女は命だけは助かった。
男は妻を守った勇敢さをたたえられたが、妻は離縁を余儀なくされ屋敷を追われることになってしまった。

優しい主人が最後に女に持たせたのは、女が気に入って何度も読み直していた数冊の本と、少し多めの賃金だった。

両足を失った女は荷物を背負い、ズルリズルリと体を引きずりながら屋敷をあとにしたのだった。

END
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