四ツ指
「おまえたちははいってはいけない場所にはいった。」
「どこ?」
「わしを祀ってある場所であそんどったじゃろ。」
「もしかして秘密の場所?」
「いつもはきちんとお参りもしてくれておったのに。」
そうだ、あの日はお参りもせず遊んでいた。
「でもそれとこれは‥」
「わしらにとっては結界だったんじゃ。その祠を血で汚し、結界はやぶられたんじゃ。そのせいでヨツユビさまが復活しそうなんじゃ。その生け贄がお前なんじゃよ。」
「なんで私が?」
「お前には5本の指がある。ヨツユビさまは自分の指の5本目をさがしとるんじゃ。」
「なぜ?」
「昔、アメリカ兵が日本の中をうろうろしてたところ酔っぱらった日本兵が中指を冗談でたてたんじゃ。」
「それで?」
「その指のサインは相手に死ねという意味もあってなアメリカ兵は怒りに怒って、その日本兵の中指を2本ナイフでちぎりとり、あげくに殺してしまったそうじゃ。」
「だから中指をたてちゃだめなんだ。」
「もう、話がながい。はやくうちのばあちゃん、ちーのばあちゃんにこの霊気をおさめてもらうんじゃ。わしはちーの体をかりている祠の御霊じゃ。」
私はわけもわからずちーちゃんの化け物のあとをついていきやっとちーちゃんのうちまできたとき、首をいきなりしめられた。
「誰なの?」
呼吸が苦しくなる中、私は言った。
「わしだよ、ヨツユビじゃ。」
首をうしろから絞められているため顔がみえない。
「やっと会えたな。今夜の生け贄に。まっとんだんじゃよ。この日を8年ぶりじゃけん。」
「なんで私が?」
「もうひとりはもう化け物じゃ、わしはおまえから本物の指がほしいんじゃ。」
そういってヨツユビはどんどん私の首を絞める。
「たす‥け‥て、た‥す‥け‥」
私は意識が遠くなるのを感じた。
しかし、そのあとちーちゃんのおばあちゃんがやっと現れて
「もう、よいだろう。もう、おしまいにしよう」
「おまえはただの化け物じゃ。」
「なぜ、おまえにそんなことがわかる?」
「なぜじゃと?お前はわしの父親じゃ。その手のほくろが証拠じゃ。三日月の形をしておる。」
「そんなもの世の中にいっぱいおるわ。」
「つべこべ言わず、あの世へいけ!」
「いや、わしは8年まった。この先、生け贄を喰えるかわからん。」
「お前はあの神社のご神体として生きよ。」
「嫌じゃ、わしの指を返してもらうには生け贄が必要じゃ。」
「あれから何年たっておるんじゃ。」
「わしにはわからん。わしは指をきられた意味も殺された意味もわからんのじゃ。」
「自分がまいた種じゃ。あれほど言われていたにも関わらずあんな中指を立てることなどしなければ‥わしの父親として生きられたんじゃ。」
「わしの娘‥」
「だからわしが責任をもってあの世におくり、おまえはヨツユビさまとして静かにみなを見守るんじゃ。」
「嫌じゃ、嫌じゃ、生け贄を食べ続けることがわしの復讐じゃ。」
「もう、自分の父親が人をころすのをみたくないんじゃ。もうここらで決着をつけよう。」
「そうするしかないようじゃの。」
「ここまできたら容赦はしない。どちらかがくたばるまでじゃ。いくぞヨツユビ!」
「かかってこい。わしの妖力でこの町を永遠に呪い続けるぞ!」
「どこ?」
「わしを祀ってある場所であそんどったじゃろ。」
「もしかして秘密の場所?」
「いつもはきちんとお参りもしてくれておったのに。」
そうだ、あの日はお参りもせず遊んでいた。
「でもそれとこれは‥」
「わしらにとっては結界だったんじゃ。その祠を血で汚し、結界はやぶられたんじゃ。そのせいでヨツユビさまが復活しそうなんじゃ。その生け贄がお前なんじゃよ。」
「なんで私が?」
「お前には5本の指がある。ヨツユビさまは自分の指の5本目をさがしとるんじゃ。」
「なぜ?」
「昔、アメリカ兵が日本の中をうろうろしてたところ酔っぱらった日本兵が中指を冗談でたてたんじゃ。」
「それで?」
「その指のサインは相手に死ねという意味もあってなアメリカ兵は怒りに怒って、その日本兵の中指を2本ナイフでちぎりとり、あげくに殺してしまったそうじゃ。」
「だから中指をたてちゃだめなんだ。」
「もう、話がながい。はやくうちのばあちゃん、ちーのばあちゃんにこの霊気をおさめてもらうんじゃ。わしはちーの体をかりている祠の御霊じゃ。」
私はわけもわからずちーちゃんの化け物のあとをついていきやっとちーちゃんのうちまできたとき、首をいきなりしめられた。
「誰なの?」
呼吸が苦しくなる中、私は言った。
「わしだよ、ヨツユビじゃ。」
首をうしろから絞められているため顔がみえない。
「やっと会えたな。今夜の生け贄に。まっとんだんじゃよ。この日を8年ぶりじゃけん。」
「なんで私が?」
「もうひとりはもう化け物じゃ、わしはおまえから本物の指がほしいんじゃ。」
そういってヨツユビはどんどん私の首を絞める。
「たす‥け‥て、た‥す‥け‥」
私は意識が遠くなるのを感じた。
しかし、そのあとちーちゃんのおばあちゃんがやっと現れて
「もう、よいだろう。もう、おしまいにしよう」
「おまえはただの化け物じゃ。」
「なぜ、おまえにそんなことがわかる?」
「なぜじゃと?お前はわしの父親じゃ。その手のほくろが証拠じゃ。三日月の形をしておる。」
「そんなもの世の中にいっぱいおるわ。」
「つべこべ言わず、あの世へいけ!」
「いや、わしは8年まった。この先、生け贄を喰えるかわからん。」
「お前はあの神社のご神体として生きよ。」
「嫌じゃ、わしの指を返してもらうには生け贄が必要じゃ。」
「あれから何年たっておるんじゃ。」
「わしにはわからん。わしは指をきられた意味も殺された意味もわからんのじゃ。」
「自分がまいた種じゃ。あれほど言われていたにも関わらずあんな中指を立てることなどしなければ‥わしの父親として生きられたんじゃ。」
「わしの娘‥」
「だからわしが責任をもってあの世におくり、おまえはヨツユビさまとして静かにみなを見守るんじゃ。」
「嫌じゃ、嫌じゃ、生け贄を食べ続けることがわしの復讐じゃ。」
「もう、自分の父親が人をころすのをみたくないんじゃ。もうここらで決着をつけよう。」
「そうするしかないようじゃの。」
「ここまできたら容赦はしない。どちらかがくたばるまでじゃ。いくぞヨツユビ!」
「かかってこい。わしの妖力でこの町を永遠に呪い続けるぞ!」