引きこもりですが、守ることだけは最強です!

第四話 訓練

「ふぅ……」


訓練室に戻ってきて、息を整える。

ちょっと急いで階段を登ったので、疲れてしまった。

本当に体力ないなぁと、心の中でため息をつく。

ちょっとくらいは、この生活で体力がつくといいな。

階段をこんなに登ったんだし……

そう考えながら、黄瀬くんに声をかける。


「も、戻りました……訓練、始めますね」

「うん、頑張って」


訓練の邪魔をしたのに、笑顔で応援してくれる。

私はこれ以上邪魔にならないように、急いで誰もいない方へ向かった。


「……ここでいいかな?」


呟いて、持ってきた紙とペンを地面に置く。

……そういえば、訓練って言っても私は何おすればいいんだろう。

結界をたくさん張っても、特に何も起きなさそうだけど……

というか、紙で守りたい物を囲めば守れてたし。

とりあえず、紙に文字を書いて自分の周りに置く。


「……結界、展開」
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