引きこもりですが、守ることだけは最強です!

第九話 再び

次の日、私はみんなとまた公園に来ていた。

もう一度事件が起きてないか、最終確認をするらしい。

……ちなみに、昨日はあまり寝れなかった。

静かになると、やっぱり不安が大きくなってくる。

それを紛らわせるために作業してたら、夜遅くなってしまった。

ちょっと反省だ……


「にいちゃんたち、またきたのか! きょうはあそべるか?」

「そうだね……少し確認した後ででいいなら遊べるよ」

「やったー!」


話しかけてきた子どもたちは、そう元気よく喜んでいる。

今日は最終確認をするだけなので、その後は暇になる。

昨日は遊べなかったし、今日たくさん遊べたらいいと思う。

……私は参加しないけど。


「よし、じゃあ昨日のところに行こうか」

「は〜い!」


子どもたちと一旦別れて、昨日の大きな木が生えているところに向かう。

周りの木には小さな傷がついていて、昨日のことを思い出させる。

……思い出すと、ちょっと怖くなる。

結界がなかったら、多分怪我してたし……

でも、私は怪我しなかったからまだましだ。

黄瀬くんたちは怪我してた……
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