引きこもりですが、守ることだけは最強です!
「……よし、特に何もなさそうだね。智哉はどう?」

「何もないです」

「そっか、よかった」


黄瀬くんは安心したように、笑う。

私もほっとする。

もしかしたら、あの誘拐してきたやつがいるかもしれなかったから。

でも、まだちょっと心配で辺りを見渡していると、赤羽くんが言った。


「よし、じゃあ戻ろうぜ! 早く遊びてぇ!」

「そうだね、戻ろうか」


黄瀬くんはちょっと笑いながら、子どもたちがいる方へ走っていく赤羽くんを追いかける。

私たちも、ゆっくり歩いて追いかけていく。

でも、ふと後ろが気になって振り返る。

静かで、誰もいない……はずなのに、なぜか嫌な予感がする。


「……どうかしたか?」

「ううん、別に……なんでもないよ」

「……そうか」


さっくんに呼ばれて、急いでみんなを追いかける。

嫌な予感は、もう消えていた。




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