Blue Moon〜小さな夜の奇跡〜
「とっても楽しかったよ!」
ステージを下りた小夜と光に、女の子が駆け寄って来た。
「本当? 嬉しいな、ありがとう」
「わたしもあんなふうに弾けるようになりたい」
「なれるよ、絶対。いつか聴かせてね」
「うん!」
女の子が母親のもとへと戻るのを見送ると、小夜は光の顔を見上げた。
「私も弾いててすごく楽しかった。ありがとう、光くん」
「こちらこそ。俺も久しぶりに血が騒いだ。やっぱいいよな、セッションって。またやろうぜ」
「うん、またやりたい。今度は音楽で世界旅行とかはどう?」
「おおー! いいな、それ。絶対やる」
光は子どもみたいに目を輝かせる。
「ふふっ。じゃあ、来年のイベントでやろうか」
「そんな先? 俺、楽しいことは待たない主義」
「でも演奏する機会なんて、他にないもん」
「作ればいいさ。自分たちでコンサート開くか?」
「えー、誰も来ないよ。大赤字」
「じゃあ、動画配信は?」
「やだ! 炎上する」
「勝手に火事にするな」
そんなふうに軽く会話をしながら、二人で控え室へと戻った。
だが意外にも、チャンスはすぐにやって来たのだった。
ステージを下りた小夜と光に、女の子が駆け寄って来た。
「本当? 嬉しいな、ありがとう」
「わたしもあんなふうに弾けるようになりたい」
「なれるよ、絶対。いつか聴かせてね」
「うん!」
女の子が母親のもとへと戻るのを見送ると、小夜は光の顔を見上げた。
「私も弾いててすごく楽しかった。ありがとう、光くん」
「こちらこそ。俺も久しぶりに血が騒いだ。やっぱいいよな、セッションって。またやろうぜ」
「うん、またやりたい。今度は音楽で世界旅行とかはどう?」
「おおー! いいな、それ。絶対やる」
光は子どもみたいに目を輝かせる。
「ふふっ。じゃあ、来年のイベントでやろうか」
「そんな先? 俺、楽しいことは待たない主義」
「でも演奏する機会なんて、他にないもん」
「作ればいいさ。自分たちでコンサート開くか?」
「えー、誰も来ないよ。大赤字」
「じゃあ、動画配信は?」
「やだ! 炎上する」
「勝手に火事にするな」
そんなふうに軽く会話をしながら、二人で控え室へと戻った。
だが意外にも、チャンスはすぐにやって来たのだった。