策士の優男はどうしても湯田中さんを落としたい

9

ある日のオフィス

瑠璃と祐の関係は、いつも通り変わらず。
表向きは先輩と後輩、指導役と新人の関係だ。

祐は、日々どう仕掛けようか、そればかり頭を巡らせていた。

そんな時、上司から突然言われる。

「次のプロジェクトで、君たち二人に共同プレゼンを任せたい。」

瑠璃は驚きを隠せない。

「えっ、二人でですか?」

「湯田中さん、後輩指導よろしくね」

瑠璃が明らかに落ち込んでいたことが、祐にはわかった。


瑠璃は、プレゼン当日まで、効率よくテキパキと業務をこなしていた。

祐の力を借りなくてもなんなくできてします。
むしろひとりでやる方が気楽だった。

祐はそれを横目で見ながら、少しだけ面白くなさそうにしていた。

(なんで自分にもっと頼らないんだろう?)

祐は小さくため息をついた。
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