15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
唇と唇が、触れ合った。

一度目は柔らかく、私の様子をうかがうように。

私が戸惑い、頬を赤らめると――玲央さんは、再び唇を重ねてきた。

今度は少し深く、角度を変えながら、何度も。

甘く、優しく、でも熱を帯びていくキスに、私の心も溶けていく。

「……困ったな。止まらないよ。」

囁きながら、玲央さんはシートベルトを外し、身を寄せてくる。

再び唇が触れる。何度も、何度も。

まるでこの想いを確かめるかのように、飽きることなく、愛おしげに。

車内は静かで、私たちの吐息だけが重なる夜。

私はただ、玲央さんのキスに身を委ねた。

すると窓ガラスをコツコツと叩く音がした。

運転席側の窓の向こうに、スーツ姿の男性が立っている。玲央さんの弟――海さんだった。

私は咄嗟に顔をそむけた。まだ玲央さんの腕に包まれたままで、さっきのキスの熱が頬に残っている。

そんな姿を見られたかと思うと、恥ずかしくてたまらなかった。
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