15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜

第7章 不安の夜と、確かな腕の中で

あの誕生日の夜から、私たちは、心も身体も、深く繋がった気がしている。

変わらず玲央さんは、週末になると私をお気に入りの雑貨屋に連れて行ってくれる。

あの黒猫シリーズの店だ。

「うわっ、可愛い……! シリーズが増えてる!」

棚の上には、見覚えのある黒猫のモチーフがついた、マグカップやプレート、ボウルが並んでいる。

まん丸の目に、小さなピンクの鼻。

あのとき買ったネクタイピンと同じデザインだ。

「玲央さん、この食器……二人で使わない?」

思わずそう声をかけると、隣でじっと見ていた玲央さんが、げっそりとした顔をする。

「……俺もこれ使うの?」

「ダメ?」

私は少しだけ唇を尖らせた。

「……可愛いけどさ、これ、俺が使ったら職場の男たちに何か言われそう。」

私は思わず笑ってしまった。

「大丈夫、家の中で使うんだから。外にはバレないよ?」

「ふぅ……ひよりの可愛いものセンサー、俺にはちょっと強すぎるんだよなぁ。」
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