15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
しばらくして、私たちはレストランに入り、窓際の席に通された。

陽射しがテーブルに斜めに差し込んで、カトラリーがきらりと光っている。

「あっ、そういえば……保険の書類、届いたので。後で書いてもらって提出しますね。」

私が鞄から封筒を取り出すと、玲央さんが首をかしげた。

「よかったのに。……そうだな。ひよりさんのお小遣いにしたら?」

「お小遣い?」

ふふっと吹き出すと、玲央さんも笑った。

「俺を助けたご褒美だね。」

冗談めかしたその言葉が、なんだかくすぐったい。

でも、悪い気はしない。

「じゃあ、そのお小遣いで何しましょう?」

「んー……じゃあ、ここのサンドイッチが美味しいんだ。まずはそれで。」

「ふふ、了解です。」

メニューを開いた彼の横顔は、どこか嬉しそうで。

私はその空気に、そっと胸を温めた。
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