15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
「面接はダメでしょ……」

私は呆れつつも、心のどこかで「それ、ありかも」と思ってしまっていた。

「でも……実際どうするの?玲央さんにバッタリ会って、何て言うつもり?」

さくらが静かに聞いてくる。

私は一瞬、考えた。

「――もう一度だけ、会いたかったって言う。」

「それだけ?」

私は小さく頷いた。

「それだけでいいの。あとは……玲央さんが、私に会いたいって思ってくれるかどうか。」

「……ひよりってさ、そういうとこ、意外とカッコいいよな。」

誠一が笑いながら言う。

私は苦笑して、飲みかけのジュースに目を落とした。

会えるかなんて分からない。

でも、このまま忘れるなんて、できそうにない。

その日の夜。

私はひとり、自室のベッドに腰を下ろしてスマホを開いた。

「玲央さん 会社」――検索バーにそう打ち込むと、すぐにいくつかの情報が出てきた。
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