15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
すると、受付の人が内線に手を伸ばし、静かに話し出した。
「はい、ひより様という方です。……はい、確認いたします。」
沈黙の数十秒。受話器の向こうの声に、受付の人は軽く息を呑み、そして小さくため息をついた。
「……申し訳ありません。秘書の方が言うには、お時間は取れないとのことです。」
その瞬間、胸の奥に冷たいものが落ちた。
でも、ここまで来たのに。何も伝えられないまま帰るなんて。
私は一歩前に出て、食い下がるように言った。
「それは、玲央さん本人に確認したことですか?」
受付の人は少し戸惑いながらも、視線を逸らさず答えた。
「それが……副社長は、先ほど外出されてしまいまして。秘書の方の判断とのことです。」
「外出……」
ああ、もうこのビルの中にはいないんだ。
せっかく目が合った気がしたのに。あれは……幻だったの?
「はい、ひより様という方です。……はい、確認いたします。」
沈黙の数十秒。受話器の向こうの声に、受付の人は軽く息を呑み、そして小さくため息をついた。
「……申し訳ありません。秘書の方が言うには、お時間は取れないとのことです。」
その瞬間、胸の奥に冷たいものが落ちた。
でも、ここまで来たのに。何も伝えられないまま帰るなんて。
私は一歩前に出て、食い下がるように言った。
「それは、玲央さん本人に確認したことですか?」
受付の人は少し戸惑いながらも、視線を逸らさず答えた。
「それが……副社長は、先ほど外出されてしまいまして。秘書の方の判断とのことです。」
「外出……」
ああ、もうこのビルの中にはいないんだ。
せっかく目が合った気がしたのに。あれは……幻だったの?