ハイエナ令嬢:幼なじみの年下魔王
1:ハイエナ令嬢と二代目の魔女
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いきなり後ろから抱きすくめ、たわわに麗しい一対の桃を揉みしだく。察知していて、わざと避けも逃げもせずに待ち構えているのだから、遠慮はいらないだろう。
「やんっ♪」
友人に襲われたミーシャはわざとらしくも可愛らしい悲鳴をあげ、笑いながら腰と背中をくねらせる。金髪の巻き毛は美しくも良い香りで、キランは本心で賞賛しながらも同性として憧れと嫉妬さえ覚えるくらいだった。明らかにこの一歳年下の義姉妹は、女としての外見と容貌からして、キランよりも美しく男にうける。父親違いの弟のアレクセイですら、ミーシャを「血のつながった下僕」と呼んで姉とは思いながら、どこかしら以上には女として見ているとは思う(従姉のようなもの)。
「なーにが「やんっ♪」だ。ホントわざとらしいヤツ!」
「だってぇ」
いつ触っても見ても、こんな形良く実った逸物一対は、キランの貧乳と比べたら羨ましいかぎりだ。ボディラインや身体の質にしたって、たおやめた洗練された曲線美で、筋肉質なキランよりずっと「女らしい」。肌だって、キランが黒っぽい味つきのゆで卵だとしたら、ミーシャは純白で極上の絹に雪の粉砂糖のようなのだから困る。
懲らしめて触診しながら、耳打ちするみたいにキスする。
「ふんっ、香水までつけて、こんなの「襲ってください」って言ってるようなもんでしょ? 目当ての男もいないくせに、雑魚に撒き餌してるようなものじゃないの」
「えへっ。だって身だしなみって大事だし」
「そら、そーだけどさー」
ようやく身体を離して、エプロンドレスのミーシャを解放してやる。振り返ったところに、人差し指でお腹を突っつく。しなやかで細く、キランのような腹筋の強さはない。もしナイフで刺されでもしたら、背中まで飛び出すかもしれないと、こっちが不安になるほどにか弱い。
「ううぇ?」
「これで一刺しだ、バーカ!」
こうしてミーシャを奇襲するのは、キラン・レイレイからすれば「お互い様」で「やられたらやり返す」恒例のお戯れだ。キランの方だってときどきは逆に襲われることがあって、そんなときには「余所の男とキスしたこともない」唇と舌であっちこっちを舐めたり吸われたりで、玩ばれて鳴かされる羽目になる。ミーシャの方こそ凶暴でえげつないのだし、キランのボーイッシュな身体や、ハイエナ氏族(獣エルフ)の女に特有のアレはすっかり玩具にされてしまっている。
どうも彼女はキランのことを、同性の親友なだけでなく、手頃な男がいないためにその代用や暫定の彼氏みたいにしている。
「昼飯。食堂行こう」
キランは顎でしゃくった。このクリーニング店と洗濯場はアハ・イン(アマゾネス・ハイエナ団の運営する宿屋)のすぐ近くで、その同じ敷地内ではキランの叔母(アハ団の幹部・事務長でもある)が食堂をやっている。おかげで団員と関係者はそちらで食事を貰えたり割引してくれる。
「もうそんな時間?」
「うん」
「ちょっと待って。これだけやっちゃう」
ミーシャは大きな洗い桶から、とうに洗って乾いた洗濯物を取り出した。これは病院から受注して任されているシーツや病人服か。大きなテーブルでたたみ始めるが、それは自動で空中で降り畳まって積み重なっていく。
彼女は一連の「洗濯」の技能魔術(クラフト)が使えるために、洗濯業の委託が貴重な収入源になっている。ドワーフが冶金や鉱山術、エルフの薬草術や木工・農業などで技能魔法を使っているのと同じで、魔術・魔法というのは炎や電撃を出したり戦うばかりが能ではない。むしろ技能魔術(クラフト)の方が複雑で難しいくらいで、金にもなる。
いきなり後ろから抱きすくめ、たわわに麗しい一対の桃を揉みしだく。察知していて、わざと避けも逃げもせずに待ち構えているのだから、遠慮はいらないだろう。
「やんっ♪」
友人に襲われたミーシャはわざとらしくも可愛らしい悲鳴をあげ、笑いながら腰と背中をくねらせる。金髪の巻き毛は美しくも良い香りで、キランは本心で賞賛しながらも同性として憧れと嫉妬さえ覚えるくらいだった。明らかにこの一歳年下の義姉妹は、女としての外見と容貌からして、キランよりも美しく男にうける。父親違いの弟のアレクセイですら、ミーシャを「血のつながった下僕」と呼んで姉とは思いながら、どこかしら以上には女として見ているとは思う(従姉のようなもの)。
「なーにが「やんっ♪」だ。ホントわざとらしいヤツ!」
「だってぇ」
いつ触っても見ても、こんな形良く実った逸物一対は、キランの貧乳と比べたら羨ましいかぎりだ。ボディラインや身体の質にしたって、たおやめた洗練された曲線美で、筋肉質なキランよりずっと「女らしい」。肌だって、キランが黒っぽい味つきのゆで卵だとしたら、ミーシャは純白で極上の絹に雪の粉砂糖のようなのだから困る。
懲らしめて触診しながら、耳打ちするみたいにキスする。
「ふんっ、香水までつけて、こんなの「襲ってください」って言ってるようなもんでしょ? 目当ての男もいないくせに、雑魚に撒き餌してるようなものじゃないの」
「えへっ。だって身だしなみって大事だし」
「そら、そーだけどさー」
ようやく身体を離して、エプロンドレスのミーシャを解放してやる。振り返ったところに、人差し指でお腹を突っつく。しなやかで細く、キランのような腹筋の強さはない。もしナイフで刺されでもしたら、背中まで飛び出すかもしれないと、こっちが不安になるほどにか弱い。
「ううぇ?」
「これで一刺しだ、バーカ!」
こうしてミーシャを奇襲するのは、キラン・レイレイからすれば「お互い様」で「やられたらやり返す」恒例のお戯れだ。キランの方だってときどきは逆に襲われることがあって、そんなときには「余所の男とキスしたこともない」唇と舌であっちこっちを舐めたり吸われたりで、玩ばれて鳴かされる羽目になる。ミーシャの方こそ凶暴でえげつないのだし、キランのボーイッシュな身体や、ハイエナ氏族(獣エルフ)の女に特有のアレはすっかり玩具にされてしまっている。
どうも彼女はキランのことを、同性の親友なだけでなく、手頃な男がいないためにその代用や暫定の彼氏みたいにしている。
「昼飯。食堂行こう」
キランは顎でしゃくった。このクリーニング店と洗濯場はアハ・イン(アマゾネス・ハイエナ団の運営する宿屋)のすぐ近くで、その同じ敷地内ではキランの叔母(アハ団の幹部・事務長でもある)が食堂をやっている。おかげで団員と関係者はそちらで食事を貰えたり割引してくれる。
「もうそんな時間?」
「うん」
「ちょっと待って。これだけやっちゃう」
ミーシャは大きな洗い桶から、とうに洗って乾いた洗濯物を取り出した。これは病院から受注して任されているシーツや病人服か。大きなテーブルでたたみ始めるが、それは自動で空中で降り畳まって積み重なっていく。
彼女は一連の「洗濯」の技能魔術(クラフト)が使えるために、洗濯業の委託が貴重な収入源になっている。ドワーフが冶金や鉱山術、エルフの薬草術や木工・農業などで技能魔法を使っているのと同じで、魔術・魔法というのは炎や電撃を出したり戦うばかりが能ではない。むしろ技能魔術(クラフト)の方が複雑で難しいくらいで、金にもなる。