俺様な忠犬くんはご主人様にひたすら恋をする
キッチンに立つ藤堂が、ふとこちらを振り返って言った。
「今日は、クリームシチューだよ」
その言葉に胸がきゅっとなった。
なんでもない日常のひとコマなのに、どうしてこんなにも愛おしいんだろう。
「……環、好き」
自分でも驚くほど自然に、声が漏れた。
藤堂が手を止めて、目を見開いて、こちらをじっと見つめる。
「……もう一度言って」
そのまなざしが真っ直ぐで、あたたかくて、ソファの上でぎゅっと抱いていた、シェパードのぬいぐるみをもう一度抱きしめた。
「環が好きなの。環のそばに、ずっといたい」
藤堂の顔が、ゆっくりとほどけていく。
なにも言わず、静かに私の方へ近づいてきた。
そして、シェパードをそっと隣において、私をそっと抱きしめる。
「……俺も瑞希が好きだよ」
その声が耳元に届いたとき、胸の奥がじんわりとあたたかくなった。
なにかが、ようやく報われた気がした。
そして、ようやく始まる気がした。
「今日は、クリームシチューだよ」
その言葉に胸がきゅっとなった。
なんでもない日常のひとコマなのに、どうしてこんなにも愛おしいんだろう。
「……環、好き」
自分でも驚くほど自然に、声が漏れた。
藤堂が手を止めて、目を見開いて、こちらをじっと見つめる。
「……もう一度言って」
そのまなざしが真っ直ぐで、あたたかくて、ソファの上でぎゅっと抱いていた、シェパードのぬいぐるみをもう一度抱きしめた。
「環が好きなの。環のそばに、ずっといたい」
藤堂の顔が、ゆっくりとほどけていく。
なにも言わず、静かに私の方へ近づいてきた。
そして、シェパードをそっと隣において、私をそっと抱きしめる。
「……俺も瑞希が好きだよ」
その声が耳元に届いたとき、胸の奥がじんわりとあたたかくなった。
なにかが、ようやく報われた気がした。
そして、ようやく始まる気がした。