あなたに恋する保健室
「んん?」
「今はまだ……何も……」
「えぇ〜でもその顔さぁ。好きなんでしょ」
「……うん」
「きゃーっ! ふぅ〜! 恋する乙女って感じでイイねぇ」
私は縮こまってレモンサワーをハムスターのようにちまちまと飲む。
私の恋愛話をネタにグイグイ酒を飲んでいる美結とは正反対。
それからは反撃かのように美結から京ちゃんとの関係についてあれこれと聞かれて、私はそれにひたすら答える……ということをしていた。
「ふぅ、そろそろお開きにするか〜」
「そうだね、もう話し疲れたわ、美結の尋問のせいだよ〜!」
「まぁまぁお互い様ってことで許して!」
時間は二十一時半。
もう一軒行けそうだけど、あまり遅くまで飲むのが得意じゃない私に気を遣ってくれる美結はお開きを提案してくれる。
「お会計お願いしまーす」
会計をして外に出る。
すると夜風が冷たくて火照った身体にひんやりと心地よい。
「京ちゃんとはサシ飲みしないの?」
「そういえばしたことないな」
「勿体ない! いいこと思いついた。最初私も含めて三人で飲むのを装って、途中から抜け出す戦法はどうよ? なんちゃって!」
「もう美結〜」
美結は飲むといつにも増して笑う。面白いことを言う。声が大きいのだけは恥ずかしいけれど。
今日はたくさん話せて良かった。仕事のことも、恋愛のことも……。
「じゃ、私こっちだから」
「私はこっち。じゃあね。また飲もうね! 気をつけて!」
美結が指差す方を見て、手を振って別れようとした時。
「今はまだ……何も……」
「えぇ〜でもその顔さぁ。好きなんでしょ」
「……うん」
「きゃーっ! ふぅ〜! 恋する乙女って感じでイイねぇ」
私は縮こまってレモンサワーをハムスターのようにちまちまと飲む。
私の恋愛話をネタにグイグイ酒を飲んでいる美結とは正反対。
それからは反撃かのように美結から京ちゃんとの関係についてあれこれと聞かれて、私はそれにひたすら答える……ということをしていた。
「ふぅ、そろそろお開きにするか〜」
「そうだね、もう話し疲れたわ、美結の尋問のせいだよ〜!」
「まぁまぁお互い様ってことで許して!」
時間は二十一時半。
もう一軒行けそうだけど、あまり遅くまで飲むのが得意じゃない私に気を遣ってくれる美結はお開きを提案してくれる。
「お会計お願いしまーす」
会計をして外に出る。
すると夜風が冷たくて火照った身体にひんやりと心地よい。
「京ちゃんとはサシ飲みしないの?」
「そういえばしたことないな」
「勿体ない! いいこと思いついた。最初私も含めて三人で飲むのを装って、途中から抜け出す戦法はどうよ? なんちゃって!」
「もう美結〜」
美結は飲むといつにも増して笑う。面白いことを言う。声が大きいのだけは恥ずかしいけれど。
今日はたくさん話せて良かった。仕事のことも、恋愛のことも……。
「じゃ、私こっちだから」
「私はこっち。じゃあね。また飲もうね! 気をつけて!」
美結が指差す方を見て、手を振って別れようとした時。