姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
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「夏祭りはね、実は候補をピックアップしてあったの!
いろんなとこでやってるみたいだけど、近いところはここかなー……」
近所のお祭りと開催日をメモしたスマホ画面を見せる。
各々自分のスマホでスケジュールを確認しながら、都合のいい日を出し合った。
「案外予定合う日ってねーな。つか、ここだけ?」
全員の予定が合うお祭りはたった1つだけ。
緑町という学校の最寄駅から電車で40分ほどの場所の、小さいけど花火大会もあるお祭りだった。
「じゃあここに決定ね!絶対他の予定入れないでよね!」
私と広瀬真が屋台について盛り上がる傍で、お祭りの会場へのアクセスを調べていた榛名聖が、あることに気づく。